NFTの価格が高くても買われる理由
こんにちは!
最近聞かれたこととして「NFTの価格って高いように見えるけど、なんで売れるのか?」というところがあります。
これはたしかにちょっと論理的に考えないと「なんであんなものにあんな値段が!」と混乱してしまうと思うので、説明します!
まずエンジェル投資の例
まず、話をわかりやすくするために、僕がお金を使う時の感覚の話からいきます。
よく言われますが、支出には「消費」「浪費」「投資」みたいなのがあるといわれます。消費は日常的に必要な出費であり、浪費は贅沢だったり、意味がないけど使っちゃったりするお金で、投資はお金が増えたり、自分の能力が増えたり、将来返ってくるものとして使うお金、という感じです。
で、個人的には消費、浪費にはあまりお金を使いたくないんです。使うとしたら投資に集中させたい。
んで、、、この区分けが結構重要なんです。
消費の枠に入ってしまうと、お金を使いづらいし、投資の枠に入ると、とたんにお金が使いやすいというのがあります。厳しい目で管理されます。なので、同じバターなのに、他よりも値段が高いスーパーとかだと買うのを躊躇したりします。
一方で、Macを買おう、というのは投資になるので、ある程度のお金は出せます。返ってくるからです。仕事の生産性が少しでもあがると大きなリターンになるという実感があるからです。本なども僕の中では投資枠に入っているので、買いやすい。
「投資」の最もたるものが、金融商品への投資です。100万円を投資しても、100万円の価値がある株なので、不幸にも5%下がってしまっても95万円なわけです。つまり、損したとしても、100万円損することは稀です。
で、、クラウドファンディング的なものと、金融投資的なものの中間として、エンジェル投資というものがあります。これはスタートアップ企業に投資をすることなんですが、僕の場合1件あたりに300万円〜500万円くらい投資します。クラウドファンディングでは10万円でも厳しいけど、エンジェル投資には300万円払うわけですね。
普通の株と違って、大部分が0円になる可能性が高いんですが、それでも大丈夫な理由として「50個に1個くらいあたるから」という雑な思いがあります。そうすると、一気に回収ができます。
なので、僕にとってエンジェル投資は300万円とかを出しやすい、というものになっています。
つまりは・・・。投資という枠になった途端に、急に払える金額が高くなっているということです。
NFTも同じ
NFTの特徴として、「デジタルデータが売買ができる」というのがあります。詳しい仕組みとかは調べてもらえるといいと思うんですが、基本的にはNFTは売買できるっていうのが肝なんじゃないかと思っています。
んで、、これが結構、単価を払いやすくしている要因の一つかなと。
たとえば、1000円のものを買うけど、これが絶対に売ってはいけないものだ、と決まっているとちょっと買いづらい感覚あるじゃないですか。逆に、ユニクロは「何度か着てピンとこなかったとしても、まあメルカリで30%くらいで売れるだろ」みたいな信頼感があったりします。なので、3000円の服を買っても、実質2000円で買った、という感覚を持てます。
さらに、NFTは「人気になると金額があがるかも?」という期待値もあります。まあ正直いって、多くのものはさほど上がらなかったりするんですが、NFT市場自体が今冷え込んでいるので、今たくさん持っていると、盛り上がったときに全体的にあがるという可能性もあります。
市場予測系はいろいろあって、正直どれが信頼できるかわからないんですが、ここ5年で4倍くらいになるよねーみたいなのをこの前読みました。それが本当におこると、今持っている価値が4倍になるかもしれない、みたいな期待です。
というので、この2つがあるので
1万円出して買っても、まあ5000円で売れるかもしれないから実質5000円だよね、的な感じで買える
1万円出して100個買っておいたら、5年後に、全体で400万円くらいになっているかも?という投資枠で考えるから出せるお金が高くなる
というのの2つがあるから、NFTは価格が高くても買われたりするのかな、というのがあります。
バリバリの金融投資にはならないよ
個人的には金融資産としてのNFTは「大きく跳ねるかもしれないけど、大きく損するかもしれない」というので、超ハイリスク・ハイリターン枠だと思います。なので、純粋な投資としてみなすなら、NFTは手を出さないほうがいいかなと。
それならまだ、仮想通貨に投資したほうがいいと思います。それも自分が投資する額の、全体の5%〜10%くらいに抑えたほうがいいのでは、派です。
ただ、NFTは「クリエイターを応援する」とか、「クリエイターとつながる」とか、そういうメリットもありますし、「コミュニティに入って、人とやり取りするのが楽しい」などもあったりするので、単に金融的な価値だけではないので、そこも加味できるところではあります。
クラウドファンディングとかオンラインサロンと違うのは消費枠に入らないというのが大きいんです。
応援したいという気持ちと欲しいという気持ちの場合、やっぱり額が限定的になるんですね。10万円と言われると、結構厳しいものがあります。年間1万円のファンクラブも、僕は割と躊躇します。
しかし、NFTだと「まああとで売れるかもしれないからいいか」となりますし「なんなら価値があがるかもしれない」という期待もあるので、お金が払いやすい、というのがあります。なので「クリエイターを応援しやすいな」というのがあったりします。
というわけで、結論でいうと「他のものよりもNFTは高く見えるけど、流通しているものだったら似たような価格で売れる可能性があるので、実際の出費としては大したことがないし、なんなら上がる可能性もある、みたいなものなので、値段が高くても買いやすいんじゃないか」ということでした。
じゃ!
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