「読まれる文章」をnoteで書くためのコツをまとめてみるよ
最近まで、noteでフォロアー数1位だった、けんすうと申します。
なので「noteでフォロアー1位の僕が教える、読んでもらえる文章術」みたいなのを書いて自慢しようかなと思ってたんですが、、
ちょうどさっき、抜かれて2位になりました。ちょうどさっきです。本当に、大事なときに結果を出せない人です。
ただ、せっかくなので、書いちゃいます。あ、有料の「アル開発室」のコンテンツですが、無料で読めます。
内容について
まず、コンテンツには「内容」と「表現」があります。それを分けて考えておくほうが整理しやすいと思うので、前提として覚えておいてください!
その上で、「内容」に関しては、以下の3つがあると思っています。
1. 情報
2.日記
3.主張
それぞれそのままなんですが・・・。1は、その情報自体にニーズがあれば、比較的読んでもらいやすいです。
しかし、2の日記は、「その人個人に興味がないと読まない」ものです。芸能人とか、有名人とかだと読まれますが、知らない人の日記は、相当な文章のおもしろさがないと厳しそうです。友達くらいは読んでくれるかもですが、、
で、3は「政府はこうすべきだ」とかそういう系の主張になるんですが・・・。これもあまり読んでもらえません。1の情報をふんだんに入れたものだったら少しは読んでもらえるかもですが、主張がメインだと難易度が高いです。
ただ、3は「表現を過剰にすることで、炎上して読んでもらえる」というのはありえます。ただ、その場合「表現を過剰にし続ける必要がある」ので、いずれ破綻します。
過激な表現がウリの人は「私は言いたいことをいう!」とか「毒を吐いています」とか言い出すんですけど、その芸風、いくらでも替えが効くのでまあ長期で見るときつい戦いだなーと思います。
段落について
文章かける人だったり、プロのライターさんだったり、昔からブログやっている人にありがちなんですが・・・。
段落の文章量が多すぎて読みづらいというのはありそうです。このあたり、特に最近顕著なんです。
おそらく「メッセンジャーやTwitterなどによって、文字数が少ないブロックを、バンバンと読む、というスタイルに慣れている、というのがあると思っています。
「これを読解力がなくなった」とか批判する人もいそうですが、、、むしろ「短い区分けで大量の情報を摂取できるように慣れた」というのが正しいんじゃないかな、と。
なので、この文章のように、80文字〜150文字くらいで段落を区切る、とかのほうが最近よく読まれるようになっているので、おすすめです。
言葉遣いについて
言葉遣いに対しても、みんなかなり敏感になっています。
ここ3年くらい、特に感じるんですが、断定調だったり、「○○である」「○○だ」みたいな表現なだけで「偉そう」とか「上から目線」みたいに思う人が増えてきている気がするんですよね。
なので、基本的には「○○です」、というので統一したほうがいいです。素人が「○○だ」とか「○○である」というのを使いこなすのは難しいんじゃないかと思っています。
ということで、とりあえず「内容」は、多くの人が知りたがってそうな情報、かつインターネットに出ていない情報を書くのがいいんじゃないでしょうか。
以下の記事でも同じようなことを書いているので、もしよければ読んであげてください。
過剰な表現を使わない
というわけで、次から表現について書いていきます。
表現の中で、まず大事なのは「カロリーをあげすぎない」ことです。
どういうことかというと・・・。
たとえば「超おもしろい」くらいはいいのですが「こ、こ、これは・・・!僕が今まで見た中で一番おもしろいのではないか、という衝撃を受けた映画です!」みたいな過剰な表現を使う人がいます。
しかも、太字にして、文字を真ん中において、、みたいな。
これはカロリーをあげてしまっている、という表現を使うのですが、文章に厚みをもたせたり、惹きを強くしようとした結果、なんでも過剰になっちゃうというのがあります。
これ気をつけないとめちゃくちゃハマります。
なので「おもしろかった」「めっちゃおもしろかった」「超おもしろかった」くらいの三段階にしておく、とか自分なりの基準を決めておくといいです。本当に思ったなら「今年1番おもしろかった」とかはOKなんですが、これはもう1年に1回くらいだよな、、という感じです。
論理構造について
次に論理構造についてです。
エンジニアの人とか、Markdownになれている人、ビジネスで論理構造に慣れている人は、入れ子を使いがちです。
大見出しの中に中見出しを3つ並列において、その中に小見出しを3つおいて、みたいに、論理を整理する感じです。Wikiとかで使いやすいですね。
この方法もなんか最近だとあまり読まれない感じがして・・・。
僕とかはそういう脳だったんですが、「あ、これは読まれなくなっているぞ」と思ったので、やめるようにしました。5年前くらいまではこの形式のほうがウケていました。わかりやすい!と言われがちでした。
じゃあ、どういう論理構造や論理展開がいいかというと・・・、うまくいえないですが「ロジックで、読者の頭の中にでてきた疑問を、一つづつ潰してく」みたいなほうが読まれます。
「え、これはこうじゃない?」というのを、すぐに論理ですっきりしてもらう。そしたらこういう疑問でてくるよね、というのも論理ですっきりしてもらう、みたいなのがいいです。
タイトルで自分ぽさを出す
さっき、内容について「情報がいいよ」といっていましたが、タイトルから情報ぽさが出てくると、敬遠されます。
なんか、SEOメディアぽいというか。アフェリエイターぽいというか。なんか「情報をまとめましたよ」みたいなものって、もう飽きているんですよね。
ネットで拾われた情報じゃなくて、生の感じを出しほうが良いと思います。
「まだ使っていないの?TikTokについて徹底解説」とかじゃなくて、「TikTokに激ハマリした私が、TikTokがなぜ流行っているか考えてみた」とかそういうタイトルにしつつ、内容に客観的なデータとか、信頼できそうな情報をたくさんいれる・・・みたいなほうがいいと思います。
SEO狙わない
もうあまりいないと思いますし、多くの人がもう気づいていると思いますが、ブログでSEOを狙って・・・というのは結構つらい戦いになるので、やめたほうがいいと思います。ファンを集めることにフォーカスしたほうがいいんじゃないすかねえ、と。
その意味で、noteのフォロー機能、かなり空気な存在だったと認識しているんですが、これからその真価が発揮されるんじゃないかと思っているので、noteのフォロー数とかをちゃんと追いかけるのはいいかもしれないですね。
有料のnoteのマガジンとかも重要になってきそうなので、ちゃんとお金払ってでも読みたい、という人を増やすという意味で、そこを狙うのもいいと思います。
というわけで
ざーと最近思っていることを書きました。根拠はあまりなく、感覚値の部分も多いんですが、2004年からブログやってきていて、2006年、2010年、2015年、2019年くらいで、4〜5年くらいの周期で読まれる記事が変わってきている感じがするので、常に現場にいて、最前線の感覚を身に着けておきたいなーと思っているこの頃です。
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「アル開発室」のnote版があります。こんな感じの記事とか、やっている事業の裏側やリリース背景、PR戦略などの考えや知見を、ほぼ毎日、投稿している有料マガジンです。980円です。
たぶんおもしろいので、ぜひぜひ。
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