【無料公開】いろいろなものから学びを得る方法
【お知らせ】
12/28(木)から1/3(水)まで、開発室の投稿はお休みします!お休み期間は、過去の開発室noteから毎日1記事を無料公開します。通常投稿は1/4(木)スタート予定です。
※2023年6月9日にアル開発室note版に投稿された内容をお届けします。
こんにちは!
こんな質問をいただきました。
最近、何度か書いている、抽象化についての質問ですね!
おっしゃるとおり、優秀な人って、10分歩いているだけでも、いろいろなところから情報を得て、いろいろな観点を持ち、そこから疑問に思ったことを調べ、知識や学びを得ている、ということがあったりします。単にボーと歩いている人との差が高速でつき続けていると言えます。
というわけで、そういう人と同じような考えに強制的になる方法を紹介します。
頭の中の思考回路を作る
まず、大事なのは、頭の中で「疑問形を作る思考回路を持つ」です。
たとえば「今日寒いなー」と思うところを、
「今日はこの季節にしては寒いけど、この寒さを自分のビジネスに活用するとしたら、どんな方法が考えられるだろうか?」
とか考えるようにするだけで、かってに脳が働きます。脳は疑問形に対して、反射的に考えてしまうという癖があったりするのです。
別にこんなに意識高い感じじゃなくてもいいです。なにがなんでも疑問形にする、みたいな感覚を持つといいと思います。
たとえば、「冬ってやっぱりビールの売上が下がるのかな?」「ホットドリンクとアイスの売上って季節要因ありそうだけど、コンビニの棚の大きさが季節によって可変にならないのは、やっぱり常に一定の需要があるのかな?」みたいに、ちょっとした疑問を持ってみるとかでもいいですね。
とにかく、頭の中の独り言をどうコントロールするか?によって全然違った結果になるのです。
周辺から情報を得る方法
あとは、大事なのは「周りにある見落としている情報を上手に拾う」ことが大事です。
さっきみたいに「今日寒いな」くらいは気づくんですが、いつも歩いている道に何があるのか?とかは実は結構見落としているんですね。
人は興味ないものは全然脳で処理していなかったりするからです。
なので、強制的に気づきを得ることが重要です。
考具という本にものっていた例なんですが・・・。
たとえば「今日は赤色のものだけを注目しよう」と考えるだけで、普段目に入っていなかった看板とかに注目するようになります。今まで興味がなかった自動販売機や看板たちに、意味をもたせることで、目がいくようになるのです。
そうすると、「こんなところに中華の店があるんだな」ということに気づきます。
そこに、さっきの疑問形で考えるものをかけあわせます。たとえば
「そういえば、駅前には中華の店が少なく、ちょっといったところに集中しているな」
「そもそも中華の店の看板は赤の場合が多いな、なんでだろう」
などです。
そこまできたら、次には、無理やり抽象化したりせずに、さっとスマホで調べてみるのをオススメします。仮説を立てて抽象化して学びを得る・・・みたいなのよりも前に、「出てきた疑問を調べて情報を得る」というところからやったほうが楽だからです。
すると、さっきの例だと「中国では、赤色は縁起がいい色とされている」みたいなことがわかってきます。だから看板が赤いんですね。
さらに、チャイナレッドという色があり、それを日本だと「緋色」ということがわかったりします。緋色は日本でも平安時代からある色で、高位の人に使われてたよね、とかがわかったりするので、ちょっとした知識がつきます。
そして、「日本は赤は女性の色と思う人もいるが、世界的には一般的ではない」とかの周辺知識も入ってきたりします。
そこに、さらに疑問形で考えます。たとえば「各国での色のイメージってどういう違いがあるんだ?」などですね。
そんな感じで、思考をどんどん飛ばしながら、調べたり本を読むと知見が広がっていくんです。
これを一度やると、その道を歩いて、赤い看板を見るたびに、「世界的には赤って女性の色というイメージがないんだよなー、それって自分の仕事に何か関係するものはないかな?」みたいな感じで、疑問の出発点として使えるようになり・・・。
そのうち、そこからアイデアが思い浮かんだり、新しい疑問が浮かんだりする、ということができるようになります。
というわけで
という感じで「脳でどんなことを思うのか、ということを操作する」というのをやるだけで、毎日なんとなく歩いている道から受け取る情報が変わりますし、そっから先に情報を調べて得られる知識が格段に変わるのでオススメです。
参考になれば、、、では!
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