相手に嘘をつかせてはいけない

僕には人生の信条とか、あまりないんですが、「相手に嘘をつかせてはいけない」というのがあります。

人は嘘をつく生き物です。僕も嘘をつくわけですね。でも嘘をつくのは、嘘をつく人がいけないのではなくて、嘘をつかないといけないような、そういう社会や仕組み、周りがいけないのではないかと思っているわけです。

人間、自分を守るのが一番優先順位が高いのは当たり前です。利他の精神は素晴らしいですし、人間は社会的な生き物なので、お互いに助け合うという面はもちろんあると思いますが、それは自分の身の安全が保たれている前提だと思っています。

なので、「嘘をつく人が悪い」とするのではなくて、人が嘘をつかない仕組みをみんなで作ろう、としたほうが、全体としてよくなると思うんですよね。

なんでこんな話をしたかというと、今話題のショーン川上さんの話が原因ではありません。脱線しますが、ショーン川上さんのラジオに出させていただいた際、「今までサービス15本くらい作りました!」といったら「サービスつくりすぎ!」と言われたので、非常に的確に本質をつかめる頭のいい人だと思っています。

そんなことはおいといて。なんでこの話をしたかというと、最近マネークリップを買ったからです。

「え、マネークリップを買ったのが、なんでこの話につながるの?」となると思うんですが、去年くらいに、以下のツイートを発見したからです。

僕はこの方と面識はないはずですが、僕がマネークリップを使っている話になっていました。

僕はマネークリップを使っておらず、普通の財布を使っていたわけですが、このままだと、この方が嘘をついちゃうことになります。

それはよくない。

僕のせいで嘘をつくことになってはいけません。しかもこの人は自分のポイントカードも大幅に捨てちゃっているわけで、引き返せないところまできてしまっています。そんな中で、僕が「え、僕使っていないですよ」とかいってしまっては、面子を潰すことにもなりかねません。

というわけで、最近マネークリップを買ったんすよ。

アマゾンで買いました。コインがスマイルマークになっててかわいい。使ってみるとかなり便利で、財布とはなんだったのか、なぜ人はカードを大量に持ち歩いているのか、小銭とは何なのか、というのを深く考えるきっかけになりました。

というわけで、あやうく人に嘘をつかせることになってしまいそうだったのですが、ギリギリで回避しましたよ、というお話です。


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けんすう

インターネットでコミュニティサービスとかをよく作っています。今は「アル」というマンガサービスを作っています。

コメント8件

エッセイとしてとっても面白かったです。気づきもありました。もしも万が一このエピソードが嘘だったとしても、僕が笑ったことは本当です。
上司は部下に嘘をつかせてはいけない、親は子供に嘘をつかせてはいけない、って感じでサンタクロースっぽくもありますね。
みなさん、コメントありがとうございます。なんだかいい話のようになっていますが、よーく読んで見るとまったくいい話でもなんでもないのがポイントです。
「このままだと、この方が嘘をついちゃうことになります。
それはよくない」
久しぶりに人目を憚らず爆笑しました!ありがとうございます!
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