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動画がサクッと作れる時代になっているので、コミュニティとIPの関係性は変わりそう

こんにちは!

今日、Kn1ghtさんというサービスで遊んでたんですが、これすごいです。

なんか、AIでアニメ動画が作れるんだよ、というので、へーと思って使ってみたんですが、こんな感じです。

使い方はすごく簡単で、アプリがあるんですが、そこでぽちぽち、スクリプトを入れたり、アバターの表情を変えたりするだけ。

かなり直感的なので、開始してから30分もしないうちに、上記の動画をアップロードすることができました。

どうなる?

そして、この動画には、僕らが作っている「sloth」というキャラクターと、僕のロケスタくんというキャラクターを使っているんですが、

これを使うと誰でも動かせちゃうわけですね。

いわゆる「ゆっくり実況」みたいなのが流行ったみたいに、色々なキャラクターで、勝手に解説をしたり、ニュースを読んだりとかができるようになっていくわけです。

そして、このくらい、簡単に動画が作れるようになってくると、「公式が頑張って作るよりも、キャラクターが勝手にファンの人たちが使って何かしらクリエイティブする」という方が面白いよね、となるんじゃないかなあ、と思っています。

今までは、こういうファンアート的なものは、クリエイティブ能力が一定以上ないとできませんでした。言い換えると「希少なクリエイターの取り合い」とも言えます。

しかし、このような形で、動画が簡単に作れるようになると、「ちょっと面白い文章が書ける人」とかでも十分に作品を作ることができちゃうわけです。

例えば「人気のアニメキャラでアバターを作って、みんなに次週予告を大量に作ってもらう」みたいなこともできるかもしれませんし

キャラのオリジナル会話劇を勝手に作っていくとかもできますし、

現実の人物でも「お笑い芸人の2人のアバターを作って、声を設定しておけば、お客さんが勝手に漫才の台本を作って、漫才をさせられるようになる」とかも可能になります。

するとどうなる?

となると、大事なのは「コンテンツの中身」だけじゃなくて「世界観」とか「キャラの魅力」とかになってくるわけです。言い換えると「ユーザーにとっての作りやすさ」とかも重視されてくる。

極論、これが「サザエさん」とかでできるようになったら・・・。サザエさん的な物語が大量に出来上がる可能性があるんですよね。あれは世界観もキャラ設定も、完全にあるわけなので。

今までの二次創作文化とは比べ物にならない量のクリエイティブが出てくるという前提に立つと、IPをどう作るのか?とか、キャラクタービジネスをどう成り立たせるのか?というところが、根本から変わっていってしまうんじゃないかなと思っています。

そして、Kn1ghtさんだけじゃなくて、動画をAIで作る、アニメをAIで作る、というのも凄まじい勢いで、2-3年かけて進化していくはずなので、もはや「セカンドクリエイター」的な人がいる前提で作るのか、完全に制御して、「勝手にユーザーが作って遊べないくらい取り締まるIPか」みたいにいくのか、などが今後考えないといけないんだろうなーと思っています。

というわけで

AIによって人間のクリエイティブ能力がどんどんと解放されて言ってしまっていて、めっちゃ面白いですね・・・。

正気でいられないほど世界が変わっている、かなり珍しい時代に僕らは生きているので、全力で楽しむ方がいいんだろうなあ、と思っているこの頃です。

では!

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