こんにちは!
怪我をしていた指が少しずつ治ってきました。写真では見せられないくらい、膿んで腫れてたんですが、まだ腫れているものの、痛みが治まってきています。ありがたい。
というわけで、今回は、大きく対立しているときこそ、忘れることが大事だよね、みたいな話をします。
いろんな世界でいろいろな紛争が起きていて、特にパレスチナ・イスラエルコンフリクトなどは非常に根深い問題です。
橘玲さんのDD論と言う本に書いてあったことがちょっと面白いので紹介したいと思います。
詳しくは本を読んでいただくといいと思うのですが、特に今回のところでポイントになるところを紹介すると・・・。
こんな感じです。
たとえば、日本では、「アメリカに核を落とされて民間人を虐殺された」みたいなことを元に、国民の多くがアメリカに対して憎悪を持っている」ということはありません。内閣府が2023年1月に発表した最新の「外交に関する世論調査」によると、アメリカに「親しみを感じる」と回答した日本人は88.5%に達しています。
なんというか、あれほど激しくやりあったのに、今では日本におけるもっとも重要な同盟国でもあり、経済的な結びつきも深く、文化的な交流も多くあるわけです。
もちろん、核による被害などを忘れてもいいというわけではありません。平和を祈るために思い出したり、戦争などに陥らないようにしよう、というのはとても大事だなと僕も思っています。
しかし、それが、アメリカへの激しい憎悪に結びつき、アメリカと敵対関係にあり、いつかは復讐してやる、みたいになってしまってはいけないと思うのですね。日本はある意味、アメリカに対してそれが起きていないのは、幸運なことだなあ、と思います。
余談ですが、これは、日本人は戦争や空襲、原爆などを「自然災害」として記憶しているんじゃないかという仮説を持っています。ゴジラの映画が初めて出た時も、戦争の記憶を思い出させるようなものだったらしいんですが、ゴジラもどちらかというと「自然災害」に近いんですよね。
というので、自然災害と暮らしてきた日本人にとっては、忘却するというより「ひどい自然災害に遭った」みたいな感覚になっているから、忘れやすいいのかもしれないな、と思っています。
ともかく、「どちらが正義でどちらが悪だ」みたいな感じにせずに、DD(どっちもどっち)みたいな感じにして、手打ちにするのが大事だよねというのが本書で書かれていたことです。