ロケスタくんの今までの経緯と、2020年の制作開始のお知らせ
ほぼ全人類が興味ない話題だと思うのですが、僕のアイコンでも使っている「ロケスタ君」というキャラクターの2020年バージョンを作り始めています。
この記事の一番下に、2020年バージョンの第一稿が貼ってあります。しかし、その前に、今までの過程を振り返らせてください。
スタート
ロケスタくんとは、昔、「ロケットスタート」という会社を立ち上げた時に作ったキャラクターです。
当時、IQが2くらいしかなかった僕らは、インターネットが得意な集団なのに、なぜか「キャラクターを作って、そのキャラクターでビジネスをしよう」と思い立ちます。今思い返しても、どうしてそういう話になったのか全くわかりませんが、それに対して、デザイナーの水波くんが5分くらいで作ったのが「ロケスタくん」なのです。
その2007年のファーストバージョンはこういう感じです。
「人気キャラクターとはなんだ?」という問いを立てて、議論した結果「藤子・F・不二雄先生にすべてが詰まっている」という結論に達して(バカなのかな?)、藤子・F・不二雄先生を意識したキャラクターになっています。
これを元にマグカップやTシャツをドロップシッピングで売ったのですが、3つくらいしか売れませんでした。
そして次バージョンです。2011年くらいかな?と思っているのですが、時代が定かではありません。
顔をかなりシュッとさせて、かつロケットの色も黒だったり、噴射口のところの色が強い赤だったのを、マイルドにさせています。
髪にも立体感がでていますね。
そして、次のバージョンです。2014年バージョンです。
フラットデザインが流行っていた時期なので、そのあたりが意識されていあす。また、このあたりから噴射口がなくなるという決断をしました。
噴射口がなくなるというのは、ロケットであるというメッセージが弱まることになります。しかし、噴射口がなくなったことで、使い勝手はかなりよくなりました。
しかしこのバージョンはあまり使われないまま、その次は一年あまりでのリニューアルです。2015年バージョンはこちら。
かなりふっくらとしました。この頃から「どんどんとアイコンを円に近づけていこう」という考えが生まれてきます。
髪型がよりシンプルになり、また立体感などは極力排除されています。色の安定感も強くなりました。
このバージョンの安定感はすさまじく「Stable(安定版)」とも呼ばれました。もはや完成形では?という意見もあるほど、人気が高いものです。
しかし、さらなる進化を目指した我々は3年後に2018年版を発表しました。それがこちら。
今までで一番大きい変化ともいえます。
まず、正面を向くという変更。これは正直、発表するのが怖かったくらいです。大反発が予想されました。
また、髪型がまっすぐな形になりました。これもアイデンティティの変更とも言えるところで、かなり大胆な変更です。
「10年以上の歴史があるアイコンで、ここまでの変化をしてもいいのか?」という点について、我々も議論を多く重ねたのですが、「変化なきところに進化はない。たとえ受け入れられなくてもいいので、常にチャレンジをし、前に進もう」という覚悟を決めて発表したところ、世間からの反発はほとんどありませんでした。たぶん、みんな興味なかったんだと思います。
そして次へ・・・
2007年にVer.1が出来てから、かれこれ12年以上たっています。キャラクターというのは、地道に調整し続けて、バージョンアップしないと、時代に取り残されて古くなってしまうので、とても大変です。
ちなみに並べると結構変わったなーと思うのですが、「数年に一度、デザインをかえている」といっても、多くの人は「どこが変わったの?w」と言います。
そんくらい、みんな曖昧にキャラクターをみているのです。
というわけで、じゃあ次はどういうバージョンがいいか・・・と考えていたのですが、、
2020年のテーマは「よりポピュラーなキャラクター」になることです。では、ポピュラーとは何か?という点ですが、古今東西、あらゆるキャラクターの調査から入りました。
その結論、愛される顔は、中心よりも下についているんじゃね?という結果になりました。すごく普通です。12年前に気づきたかった。
デザイナーの水波くんが描いたシートです。ここから考えていきます。
そして、出来上がった第一稿としては以下です。
かなり可愛らしいのが出来上がっています。
眺めていると、2018年が、かなりとぼけた顔に見えてきます。不思議です。
ここからスタートするのですが、すでにこの時点でも、かなり良いなという感触があります。2020年バージョンリリースへの期待が高まりますね!
次の展開
そして、2020年という、なんか字面がキレイな年なので、新しいチャレンジをしたいとも思っています。
まず、このキャラクターをどうしたいか・・・というと、「インターネットを象徴するキャラクター」になることです。インターネットといえばロケスタくん、という立ち位置です。
そのために、どんどん外の世界に広げていかなければ行けないと思っているのですが、その際にやりたいのが、ハイブランドとのコラボです。
ファッションアイテムや様々なグッズとコラボをしていくことで、高級感を損なわずに、認知度を上げていきたいと思っています。
「ぜひうちのブランドとコラボを」や「こういうキャラクターとコラボしたい」というものがあればお問い合わせください。
me@kensuu.com
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