こんにちは！

マシュマロ経由で、こんな感じの質問をいただきました。

「自発的に動くのが得意ではない」という人が働くのに、なかなか難しい時代になっている、というのは感じます。

そもそも、人間、あまり自発的に動くようにできていないと思っていて・・・。みんなと同じようにやるとか、昔と同じようにやる、というのが大事な時代のほうが長いですし、職業選択の自由などがある時代のほうが稀なわけです。

こんなに「自分で考えて自分で動こう」とか「自分のやりたいことを見つけて、それを仕事にしよう。」みたいに、自分で決めないといけないという時代は、人類史においても、ほとんどなかったわけです。

というわけで、「自発的に動けない」とか「自分で考えて動けない」みたいなのは、むしろ普通のことでもあるので、まずは気に病んだり、自分を責めたりすることはやめておいたほうがいいかなーというのが前提です。

その上で・・・

とはいえ、仕事をしないと生きていけない、という現実もあるので、なんとかしないといけないわけですが・・・。

まず、「なぜ動けないのか？」という原因を探ってみるのがいいと思います。原因があって、それを取り除けば、ガンガンと自分で動ける、というのであれば、そのほうが早いからです。

たとえば、考えられるのをいくつか書いておくと

選択肢を知らない

「何をするべきか？」の選択肢の知識がないと選べません。自発的に動けないんです、という人に、「どんな選択肢があるんですか？」と聞くと、そもそも選択肢を知らないだけ、というケースがあります。

たとえば新卒で営業ではいったときに「売上を上げてこい」とだけ言われても、自発的に動けるかというと動けないわけです。

しかし、売上をあげる方法として主に

• 既存のお客さんに話して、新商品を売る

• 新規のお客さんに、何か売る

の二択がある、と知ったり、その中でも「既存のお客さんに話す場合は、過去の営業の人から、連絡先を聞いて、新規の商品があるんですけど、とメールをする」などが決まっていれば、動きやすいわけです。

知識がない

知識がないケースもあります。知識がないだけなのに、自分の頭で考えて、「できない！」と思ってしまっているケースも多いです。

さっきの例でいうと「既存のお客さんに話す場合は、過去の営業の人から、連絡先を聞いて、新規の商品があるんですけど、とメールをする」とわかっていても「メールの文面は、どのようなものを書けばいいのかわからない」みたいなことですね。

しかし、試行錯誤して自分でメールの文面を考える、とやっても、ほとんど意味がありません。時間がかかる割に質が低いからです。

最適解は、「うまくいっている人が、どのようなメールを送っているのか、実際に見せてもらう」を何十個かやってみる、みたいな感じになります。そうすれば「ああ、だいたいこういうメールなのね」というのがわかってやれるようになります。

自信がない・失敗が怖い

選択肢がわかって、何をすればいいのか、どうやればいいのか、という知識があっても、動けない場合は、おそらく自信がなかったり、失敗が怖い、というケースになります。