実際「動いた数の量で成功が決まるよね」という話

こんにちは!

最近、またVoicyをはじめました。ちゃんとした番組にしようとするとかったるいので「脳内をたれ流すよ」的なコンセプトで、さくっと3分とか5分のものにしてみています。

今日はたまには起業家ぽいことも書きたいなと思って書きます。テーマとしては「結局動いた数の量で成功が決まる」ということです。

質か量か議論はほぼ答えがでている

よく、質か量か?みたいな議論があります。

下手な鉄砲数撃ちゃ当たる方式がいいのか、一つを丁寧にやったほうがいいのか、みたいなものですね。就職活動で、会社を絞ってやったほうがいいのか、とにかく受けまくったほうがいいのか、みたいな話です。

で、僕の結論としては「質が高いのは前提であり、当たり前。その上で、量をこなさないと成功しない」となります。マッチョな感じで嫌ですね。

まず、前提として、どこかの本で読んだんですが、美大生とかに「この期間で、一つだけ作品を作ってください」みたいにいうのと「この期間に100個作ってください」というのだと、100個のほうがよい作品が生まれた、みたいなのがあったとか。

手塚治虫も、700作品とかを作っているわけですし、量が質を凌駕する、というのはよくある話です。

しかし「じゃあ量だけをおえばいいのか」というともちろんそうではありません。

超当たり前なんですが、無駄な努力というのは、いくらやっても無駄なんですね。よく、起業家志望の人が「行動量を増やします!」といって、やたらめったら変なことをやるんですが、方向性が違うとほぼ意味のないアクションになったりします。

すごく極端なことをいうと、行動量を増やす、といって「街中にある電柱の数を数え続ける!」とかやっても意味ないじゃないですか。疲れるので、何もしないほうが無駄だ、ということも結構あります。

なので、「きちんと的確な行動をしないといけない」というのが当然にあります。

そして、その精度も濃淡あります。たとえば「IT系のスタートアップを起業するんだ」という人が「建築関係の人ばっかり集まるビジネスの交流会いって、名刺交換をする」というのをがんばっても、たぶん意味はありません。それよりかは「自分の作りたいサービスを明確にして、その市場調査をしつつ、技術について調べて、仲間探しをして実装をしていく」とかをやったほうがいいわけです。

さらに、そのやり方の質の話もあります。市場調査をする、といっても、めちゃくちゃ下手で100時間とかかけてほとんど意味のないデータを集めてしまったり、技術について調べるといっても、勘所が悪すぎて、優秀な人なら3時間かかるところを、100時間かけてしまう、とかもあったりします。

というので、まとめると「量は大事だけど、行動の質も大事。行動の質は、やるべきことを、効率的にやること」みたいな感じでしょうか。

成功は加速する傾向がある

という前提のもとで、優秀な人たちが何をやっているかというと・・・。とんでもない量の行動をしています。

たとえば、僕もエンジェル投資というものをしてみて思ったんですが、スタートアップは「頭のいい人たちが」「ものすごく適切に質高く努力をしている」ケースが多いんですが、それでも成功するか失敗するかは、かなり運に左右されるんですね。

「そんな運任せばっかりだとつらいのでは」と思うかもしれませんが、一つ法則みたいなのがありまして・・・。それは「運を引き当てて一度成功パターンに入ると、その後も成功しやすくなる」というのがあるんです。

イメージで説明します。

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