起業家志望の石田さんと話してみた時のメモ

この前、話題の石田さんとランチして話してきました。誰かというと、以下みたいなブログを書いて話題になった人です。

4ヶ月で大学を中退し起業します。レールに沿ったつまらない人生はもう嫌だ。 - いしだの話 

僕は、以下みたいなブログを書きました。

起業自体が目的でも大丈夫じゃない?的なこととか、いろいろ書いてみた|けんすう|note 

こう書いてしまうと「会ってください」と言われると断れないなと思ったのですね。しまった。。

というわけで、会った時の話のざっくりした内容を書いてみました。他の起業家志望の人の参考になるといいな、と思っています。

前提

- 若い人には、なるべくその人のためになるような真摯な対応を心がける
- 特に20歳未満の場合は、遠回しではなくて率直に伝える
- 僕の言っていることが正しいかどうかはわからないけど、できるかぎり素直に伝える
- 先輩と後輩みたいな立場になるとえらそうになってしまうけど、それはもう仕方ない・・・

みたいな感じの前提で話しています。

まあ、どのみちアドバイスなんて聞くほうも言うほうもそこまでの責任がないものだと思っていてですね、せめてできるのは、面倒くさがらないでちゃんということと、くらいだと思うんですよね。

事業の話

僕「どういう事業をするんですか?」

石田「動画の制作をしやすくする学習動画サイトを作りたいです。」

僕「動画の制作動画はニーズありそうですね。僕も知りたいと思ったことがあります。しかし、ソフトがたくさんあるから、その動画を作るコストが高いかもしれないです。プログラミングだと1本の動画でいけるところを3本作らないといけないとなると、コストが3倍になる。1本あたり、いくらくらいで作れるか、そしていくらくらい収益が得られるかを計算してみるといいと思います。また、とりあえず、動画を作ってみないことにははじまらないので、今日にでも今すぐ作って、動画を公開して様子を見たほうがいいと思います。サイトなくてもYouTubeにあげるだけならすぐなはずなので。」

石田「動画は友達に無料で作ってもらおうと思っている」

僕「たぶんですけど、最初は無料でも手伝いたい!という人は山ほど出てきます。しかし、ほとんどの人が、数本作ってやめちゃいます。無料でも作るよ、という人は信頼しないほうがいいです。ちゃんと対価を払って長くやってくれる人を探さないと継続できないので注意です。」

実はやりたいこと

石田「実は、はじめにやる事業は練習のつもりで、本当は日本のポップカルチャーを海外に発信する英語メディアを作りたいです」

僕「最初で不安な気持ちはわかるが、遠回りをしている余裕はないはず。やりたい事業があるのであれば、そちらからやったほうがいいかも?」

石田「SEOなどで大手会社に勝てない気がするから不安」

僕「SEOで勝負が決まるわけじゃなくて、コンテンツがおもしろいかどうかで決まるのではないかなと思います。少なくても、想像上で大手に負けそう、ではなくて、書店にあるSEOの本なり、サイトなりを調べてやってみるほうがいいと思います。ともかく、これも机上の空論で話してもしょうがなくて、コンテンツを数本書いてみるなり、試してみたほうがいいのではないかしら。」

共同創業者について

僕「共同創業者ってどういう人なんですか?」

石田「名古屋にいる、大学生で、僕が思う限り非常に優秀な友達です。」

僕「優秀な友達を誘うのは賛成です。今何ができるかよりも、一緒に働きやすくて、優秀であればスキルはキャッチアップできそう。ただ、石田さんが大学やめてフルコミットでやっている中、もう一人は大学生のままだと、必ずムカつく日が来る気がする。スキルが高くて副業でやる、などのケースではなくて、あくまでスキルが0同士がやる、という形だとなおさら賭けている時間や仕事量の差が気になると思うので、ちゃんと話し合ったほうがいいです。」

石田「株も決めていない」

僕「株の比率とかは最初にガッツリ決めておいたほうがいいです。揉めた時にどうするか、という点も。このあたりは不可逆なので、慎重にやったほうがいい。話しづらいことであれば、なおさら最初に話しておかないといけないです。ちなみに、名古屋でやるということだったのですが、東京に来たほうがいいと思います。地方だと難易度が跳ね上がるので、無理してでも東京に来たほうがいい。」

運営資金について

僕「運営資金ってどうするんですか?」

石田「親に300万、授業料として払わない分を借ります」

僕「300万だと半年くらいは持ちそうですね。そのあとも考えないとですね。何か考えているんですか?」

石田「ブログで稼ごうと思っています」

僕「ブログは費用対効果低くないですか?月にヒット作を10本とか書いてもせいぜい20万とか30万程度にしかならない。稼げるようになるまで時間かかりすぎだから、ちゃんと本業に集中できるくらいの稼ぎ方を考えたないと辛いと思います。」

資金調達について

石田「資金調達も考えている」

僕「ベンチャーキャピタルからお金を入れるなら、仕組みをちゃんとしっておいたほうがいいです。たとえば、誰のお金をベンチャーキャピタルは投資しているのか、期限はいつなのか、などなど。若者を応援していてお金をくれる優しい人ではなくて、普通にビジネスとしてやっている人たちなので、その裏側をしっておかないまま調達しちゃうと、あとで大変なことになったりします。」

参考:知られざるVCのビジネスモデル、その全貌!

夢について

石田「最年少上場したい」

僕「なんで最年少上場したいんですか?」

石田「かっこいいから」

僕「かっこいいからとかの理由は素敵だと思います。目標を立てる時はそういう自分のテンションがあがるとかでいいと思います。ただ、最年少上場を狙うとしたら時間がない。たとえば、3年後に上場をするとしたら、1ヶ月後2ヶ月後にはヒットサービスを作っていないといけないし、上場のための準備もすぐに考えないといけない。そのあたり逆算できるところはしておいたほうがいいかもですね。」

今悩んでいること

僕「今、一番起業するにあたってぶつかっている壁ってなんですか?」

石田「登記が難しくてできないことです。」

僕「登記とかは超カンタンなはず。司法書士に頼めば一瞬だし、自分で調べてもできるはず。少なくても登記くらいの手続きレベルの話はすぐに終わらせたほうがいい。イメージ的には今日中にすすめるくらいじゃないと辛いと思う。」

石田「登記のお金もないので、貸してもらえないか」

僕「貸すのは簡単だけど、相手を説得する材料を持ってこないとダメだと思います。なんで僕が貸したいと思うかどうかの理由ってありますか?」

石田「おもしろそうだから・・・」

僕「若くてベンチャーやる人とかはたくさんいるので、今までの話で、特に応援したい!とはならないです。もし借りたいと思うならちゃんと説明して説得するようなものを持ってこないと、相手にもされないと思うので、ちゃんとやりましょう。」

大学について

石田「大学って卒業したほうがいいですか?」

僕「卒業して起業するのと、やめて起業するのは、大差ないと思います。しかし、中退と休学だと休学のほうがメリットがはるかにでかいと思います。理由は、場合によって使い分けられるし、戻る場所があるほうが精神的に余裕ができるわりに、デメリットがほとんどないから。」

おわりに

という感じで話しました。

話して見て思ったのは、

- 今はネットでの本でも起業に関するいろいろないい情報があるので、そのあたりをガッツリと調べてからやると不安はないかも
- 頭の中とかだけで事業の話をしてもほとんどが無駄なので、実際に手を動かしてみるといいのではないかな

くらいです。

がんばってもらいたいです。


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けんすう

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コメント2件

本質をしっかり捉えていて、とても素晴らしいアドバイスですね!
なのに相手には響いてない。という主旨のお話。
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