見出し画像

世代や国によって感覚は全く違うというのを認識した上で、上にも下にも見ないのが大事

こんにちは!

最近、Twtiterでも書いたんですが「親世代の感覚と子供の感覚って違うよねえ」という話から、この記事を書きたいと思います。

単純に順番だよね

僕ら(今の40代くらい)の親世代は、「いい大学にいって、大手などのよい会社に就職してほしい」みたいなのがあったらしくて、言われた人は結構いるみたいです。

それを聞いてた僕らは「いや、、めっちゃ古い感覚だな」と思ったりしました。ピンとこなかったわけです。

じゃあ、今、僕たちが親世代になったらどうなるか、というところですが・・・。

たとえば、40歳くらいの僕らの世代の人(既婚未婚、子持ち子なし関わらず)と話すと、「子供にはどういう風になってほしい?」という話になったときには

  • 自分の好きなものを見つけて夢中になってほしい

  • そういうものが仕事になったらいいかな

的なことをいう人が多くいます。「やりたいことを見つけよう」的な感じですね。

しかし、これが今の世代に響くかというと、そうでもないんです。若い人と話すと、響いていない。

たとえば

  • いや、自分の幸せとかばっかりじゃなくて、もっと環境問題みたいな、地球の課題を解決しないといけないんじゃないの?

と思ってたりとか、そういうののほうが強く感じます。他にも、

  • 自分がどういう価値観をまとっているかを他の人にどう伝えるかが結構重要度が高い

  • やりたいことをやって夢中になっているよりも、幅広い価値観をもった上で、それを自己表現するのが大事

みたいなのもありそうです。

ここらへんは、僕は世代が一緒じゃないのでわからないんで、あくまでうっすらとそう感じるよ、というだけですが、、

言いたいこととしては、「自分たちの世代が、子供の世代に求めることっていうのは、全然その世代にはズレてそう」ということです。前世代に感じてたことと全く同じことが起こっていると言えます。

普遍的な感覚とかないよね

こういうのは完全に「順番」です。その次の世代では、また同じことが繰り返されます。

今は最先端の10代の人も、親世代になったら、「うちの親、またSDGs的なことが大事だって言ってて、めちゃくちゃ古いんだけど・・・。宇宙をどう開拓するかが大事なのに、まだ地球レベルでしか考えられていないんだよね」とか言われてたりするかもしれません。

ここで認識しておいたほうがいいこととしては、人間は、自分たちが経験してきたことや考え方を「普遍的な考え方」と思いがちなんですが、当たり前ですがまったくそうではない、ということです。

そもそも、今、日本に生まれて育った僕らの基本的な考え方のベースは、西側的な考え方(人権、自由、民主主義、資本主義)がベースになっています。そこにプラスして、今の時代に流行った感覚を持っているのが僕たち、という感じです。

ここから先は

1,591字
けんすうの視点でわかりやすくまとめた記事が毎月20本ぐらい読めます。ビジネス書1冊ぐらいの金額で様々な話題をキャッチアップできて便利です!

アル開発室

¥980 / 月

【全記事読み放題】クリエイターエコノミーの事業に挑戦しているアル社の裏側を知れるマガジンです。代表けんすうが、やっている事業の裏側やリリー…

サポートされたお金はすべて、クリエイター支援のための会社運営に使われます!