web3ではネットワーク効果が作りづらいのがおもしろいよね、という話
こんにちは!
3/1から「sloth」という、きせかえができるNFTを出しておりまして、おかげさまで、それなりに順調に売れています。
NFTのマーケティングでよくされるのが「安め or 無料で配布して、AL(優先購入権)を配って安く買える人もたくさん最初に握っておきつつ、ドーンと出して、速攻で完売させて、二次流通での価格をあげて・・・」というのがあるんですが、そのあたりをすると、初心者がびっくりしちゃうし、二次流通って何?みたいな話になるよね、というのがあるので、、
1ウォレットにつき、1つしか買えない、などの対応をしたり、NFT界隈の人にお得になる購入券を配ったりはしない感じでやっています。「それだと無理ですよ」と相当数の人に忠告いただいているんですが、3月〜4月中に売り切れたらベスト、くらいのペースでやっています。
おかげで、買いやすい、安心できるといった声で、初心者の方が入りやすいようになっているので、地道で大変な道でも、こっちでやっていってよかったなあ、と思っています。
というわけで、今日はslothにもちょっと関連するんですが、「web3ってネットワーク効果が作りづらいよね?」みたいな話をしたいと思います。
ネットワーク効果とは?
ネットワーク効果とは何かを簡単に説明すると・・・。
ざっくりというと、そのサービスを使えば使うほど、そのサービスの価値があがる、みたいなことです。たとえば、LINEも友達がたくさん使っているから価値がありますよね。逆にいうと、LINEの100倍優れたサービスだけど、友達が誰も使っていないメッセンジャーサービスは価値がありません。
SNSは全般的にこういう仕組みになっていて、InstagramやTwitterは使っている人が多いから価値が高いわけです。楽天やYahoo!ショッピングも、出店している店が多いから価値があります。
こういうのを、スタートアップ業界ではよく「MOAT」といったりします。MOATとは「堀」みたいな意味で、それが大きければ大きいほど、他の競合が入ってこないわけです。
MOATについてはこの記事に詳しいです。
インターネットビジネスにおいて、MOATの中で重要なのが「ネットワーク効果」とよく言われます。Wikiepediaはユーザーが記事を投稿してくれればしてくれるほど価値があがりますし、食べログもレビューが増えれば増えるほど価値があがります。そして、それはMOATになるわけです。
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