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優れたアイデアの横展開はどのようにすればいいか?

こんにちは!

昨日、青山ブックセンターさんで、ChatGPTの本を最近出された、深津さんとの対談がありました。

それ関係での質問が来たので、今日はそれに対して答えます!

けんすうさん、こんにちは。
アル開発室会員です。いつも楽しい記事をありがとうございます。

青山ブックセンターでの深津さんとの生成AIについてのトークイベントに参加しました。とても刺激を受けました。質疑応答で質問したかったのですが、あの場ではうまく言語化できなかったので、マシュマロから失礼します。

お二人のお話を聞いて感じたのは、生成AIの活用において「話を横に展開する力」が重要なのではないかという点です。特に最適なプロンプトを投げ続けるには、この横展開力が鍵だと考えました。

一方で、私はアイデアを横に広げようとすると、自分のこれまでの経験に基づいて結論を出そうとする癖があり、そのせいで話が横に広がらないと感じています。実際、この質問を考えるときにも、「生成AIを相手に練習すればいいのでは?」と自分で答えを出してしまいそうになります。

お二人のようにアイデアを豊かに横に展開できるようになるためには、日々どのようなことを意識したり、どんな練習を重ねたりすると良いのでしょうか?アドバイスをいただけたらうれしいです。

今回の対談の話題は、生成AIの特徴を活かしたプロンプトの作り方や、その効果的な使い方が主でした。

質問に答えるまえに、イベントでは、どういったプロンプトを使えばより良い結果が得られるのかみたいな話で盛り上がったので、その内容をちょっと紹介します。

例えば、深津さんが話していた方法がおもしろくて、、

それは「あなたは30人のクラスの1人目です。次の出席番号の人は、前の人よりさらに良い答えを出さなければなりません」と指示するやり方です。

このように設定することで、最初から30個の意見を並列で出すよりも、一つ一つが順番にブラッシュアップされていき、より良い方向に進んだ答えが得られやすくなります。このプロンプトの設定は、単にたくさんのアイデアを出すのではなく、段階的に改良するので、答えを普通にだすよりもちょっとおもしろいものが出てくる感じがします。

また、あるテーマに関して「多くの観点から答えを出してください」という指示よりも、「一度、楽観的な視点で答え、その次に現実的な視点で答えを出してください」というプロンプトにすることで、より深みのある答えが得られることがあります。二つの違う観点をそれぞれ答える、みたいなやつですね。

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