コミュニティには重力がある、という話とNFTコミュニティ
こんにちは!
今日は「コミュニティには重力がある」みたいな話を書きたいと思います
コミュニティの初期は超簡単
NFTブームなどで、また「コミュニティの大事さ」みたいなことがよく言われたりしますが、コミュニティづくりというのは本当に難しいです。
これは意外かもしれませんが「コミュニティを作って、最初にすごく盛り上がって熱狂を産む」ということ自体は簡単なんです。知らない人同士が集まって、何かに向かってやろうとすると、ものすごく盛り上がったりします。
人間の本能だかわかりませんが「知らない人と仲間になる」とかだったり「コミュニケーションをする」ということに対しては、基本的にはテンションがあがる傾向にあります。
「いやいや、私は全然知らない人と話すのは苦手ですよ」という人も多いと思うんですが、少なくても「インターネットの、知らない人が多いコミュニティに入ってみようと思うタイプの人」は「インターネットで知らない人とコミュニケーションが取れる」んです。
どんなコミュニティでも、そういう人が一定数入ってくるので、だいたいのケース、ものすごい熱狂を生み出してしまいます。僕、LINEのオープンチャットというのをいくつかやっているんですが、うまくいったやつもそうでなかったやつも、どれも基本的には初期は人が来ちゃいます。
なので、コミュニティを初めて作ろう、と思った人がやってみたときに「うわ、たくさん人がきて、ものすごい熱狂が生まれている!すごい!」と感動しちゃったりすることはよくあるんですが・・・。
問題は持続なんですね。
コミュニティを持続させるのが難しい
コミュニティというのは持続させるほうが難しいというのがあります。
というのも、シンプルに
知らない人のコミュニティに入る
コミュニティが盛り上がっている状態で、だんだんと親しい人が出てくる
親しい人とは個別にどんどん仲良くなっていく
コミュニティがなくてもその人と仲良い状態になる
コミュニティにいかなくなる
というのが起きたりするからです。
目的がない雑談コミュニティとかであればあるほどこうなります。これも、人間の挙動としては割と一般的なんじゃないかと。より気が合う人と知り合って、仲良くなったら、気が合わない人を含めた場でやり取りをする必要がないので。
というので、コミュニティには何かしらの目的が必要になります。「ひまちょ」という言葉が10年くらい前に流行りましたが、「暇だからかまって」みたいな人を集めても、コミュニティ自体の継続が難しいんですね。
じゃあどういう目的があるかというと・・・。主に
情報収集のため
一緒にプロジェクト / 仕事をするため
意見を交換したり議論するため
質問をする / 答える
などがあげられます。
ただ、たとえば情報収集とかになると「良い情報を発信し続ける人が必要」という感じになるので・・・。雑談コミュニティと比べても難易度は少し上がります。
コミュニティの重力
で、それぞれのコミュニティの「目的」によって盛り上げ方は変わってくるんですが、目的の他に「重力」みたいな概念があると思っています。
これはうまく言えないんですが、そのコミュニティに来る根本的な欲求みたいなやつですね。たとえば「お金が儲かる」とか「モテる」「恋人を作る」、「自己顕示欲が満たされる」「名誉がある」とか、いろいろな欲求があったりします。また「人を攻撃して気持ちよくなる」とか「正論で人を殴る」とか「自分の思っていることを素直に言える」とか、そういうのも入ってきsます。
人間の強い欲求に紐付いているものが多いのですが、その重力が強くないとコミュニティは盛り上がらないです。「世界平和のための議論をしましょう、匿名で」というのをやっても、盛り上がらない。
ビジネスコミュニティや投資コミュニティが盛り上がりやすいのは「うまくいくとお金が増えるから」というのがあると思っています。ビジネスネタはやはり強い。
んで・・・。最近、個人的に思うところなんですが、NFTコミュニティとかをやるときに、「お金」という重力を使っちゃうと結構たいへんだなと思っています。
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