NFTとインターネット黎明期が似てるから超好きという話
こんにちは!
最近はどっぷりとNFTをやっています。NFT好きな人達にもいろいろいると思うんですが、僕個人が好きな理由をあげるとしたら・・・
インターネット黎明期に近いカルチャーを感じるからです。あの頃の、混沌として、誰でも参加できるし、胡散臭いし、危ない空気もあるし、自由だし、トラブルも多いし、というのが面白いなと思っています。
というわけで、今日は20年以上前のインターネットの思い出話になるので、おじいちゃんの昔語だと思って読んでください。
インターネット黎明期の思い出
インターネットの黎明期には、今から見ると謎に見えるマナーや文化とかがあったりします。
しかし、これは未来からみると謎に見えるだけで、当時の人から見ると一定の合理性があったりするのですね。
たとえば僕らが、昔の日本を見て「切腹とかありえないな」とか「男女差別が酷い!」みたいに思うことも、当時としてはそれなりに理由があったりするわけです。
インターネットの文化でいうと、たとえば
みたいに書くと怒られたりすることがありました。じゃあどう書くかというと
みたいにしたりしてたんですね。なんで?と思うかもしれませんが、当時は「ブラクラ(ブラウザ・クラッシュ)」と呼ばれるような、プログラムを悪用して、みるだけでパソコンが固まってしまうようないたずらが多かったりしたんです。
あと、リンクをふんだら普通にグロ画像だったりする、ということもめちゃくちゃありました。なので「リンクを踏む」という行為にみんなすごい警戒心を持っちゃって、それを避けるために、自動的にリンクがつかないようにする(誤クリックとかを防ぐ)という意味で、冒頭の「h」を抜いてたというわけです。
似たように「javascriptを使ったサイトはダメ」みたいなのもありました。今では考えられないですが、昔は禁じ手のような扱いを受けていて、サイトによっては「javascriptを切っていないような素人は来るな」というところもありました。これも、前述のブラクラにつかわれたり、無駄な装飾や動きに使われたり、セキュリティ的にどうなの?みたいなのがあったりしたわけです。
また、90年代で、「自分のホームページを宣伝するには?」というノウハウは、基本的には「有名なサイトの管理人と仲良くなって、相互リンクを張ってもらう」みたいなのが多くありました。なので人気サイトを作るには「いかに有名サイトの管理人と仲良くなるか」とかがキーになるケースもありましたし、それで人気になると「あいつら、友達を優遇しやがって」と叩かれたりする、ということもよくあったりしました。
このあたりも「そんな村社会ぽいことやってたの?」と驚かれたりしますが、だって当時、Googleとかもないので、まともなロボット検索エンジンとかもなかったので・・・。Yahoo!JAPANに掲載されるような一流ホームページでもない個人サイトだと、そういう方法しかなかったんです。
なので、「当時のあの状況では自然に起こった現象」なんですね。
その他にも、匿名の場とかでボロクソ言われるとかは日常茶飯事だったし、いろいろなところに罠が仕掛けられているので、空気がほぼ悪意、みたいな印象すらあります。Twitterで炎上!とか、今もいろいろありますが、正直にいうと「昔のインターネットに比べると天国のように平和だし、みんなまとも」とすら思ってしまいます。
これは古参による「昔はもっと殺伐としててヤバかったんだぜ」という武勇伝的に言いたいのではなくて、普通の人でも楽しめるインターネットになってマジでよかったな、と思っています。
このあたりの話と近いものとして
こちらの記事とかがおもしろいんですが、
バナー広告を張るだけで金の亡者だと思われて叩かれる
リンクを張るだけで叩かれる
などなど、黎明期の変な雰囲気がわかっておすすめです。
今のNFT業界
で、これの雰囲気に今似てるなーと思って、それがちょっと楽しいんですね。
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