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「何をいわないか?」がSNSではとても重要になってくると思うこの頃

こんにちは!

SNS時代というのが2010年くらいに始まって、多くの人が参加した2014年くらい(根拠なしの単なる感覚値です)から10年くらいになろうとしています。

SNSが社会に与えたインパクトというのはとてつもなく大きく、やはりインターネットは、活版印刷の発明と同じくらいすごいことなんだなあ、と思っています。

んで・・・。これの問題点というのも様々あり、よく話題になるんですが、その中のうちの「発信しすぎる問題」というのを取り上げてみたいなと思います。

発信中毒

批評家の宇野常寛さんが「SNSにより、安易な発信の快楽に溺れやすくなってしっまっているのでは」みたいなことを話していて、さすがの言語化だな・・・と思ったことがあります。

マスメディアの時代は、確実に「受信の快楽」が大きかった。というか、そもそも発信の快楽はかなり限られていました。雑誌やラジオに投稿をして採用される、みたいな特殊なケースくらいしかなかったともいえます。

インターネットによって、発信が安易になりました。そして、時間と共に、ホームページから、ブログ、SNS、とどんどんと発信の敷居は下がっていきます。

それにより発信の快楽をより摂取しやすくなりました。さらに、InstagramやTwitterにおいてバズるというものを経験する難易度よりも、アルゴリズムベースのTikTokなどによって、より簡単にバズりやすくなった・・・というのが今かなと。

一度バズってしまうと、その快楽にハマ理、何度も投稿するようになるとTikTokのとある人も言っていました。なので、上手い具合に、みんなをバズらせるような仕組みになっていると。

そこまではいいんですが、この発信の快楽にハマると、だんだんと「どうやればみんなの反応を引き出せるか」というところに夢中になってしまうんですよね。大多数のYouTuberやX、インスタグラマー、TikTokerは数字をチェックしていると思うんですが、この数字の反応によって、投稿内容を変えて行ったりするわけです。

簡単にいうと、「ウケがいいものをたくさん投稿するようになる」ということですね。

結果として、先鋭化していきます。つまりは、「ウケるネタをより何度も投稿するようになるし、表現も過激になっていく」という感じです。

ある意味では、中毒になってしまい、簡単な刺激じゃ満足しないようになっているとも言えます。

何を発信しないか?

というので、個人的にここ10年くらい気をつけているのは「何を発信しないか」です。いくつか紹介します。

なお「気をつけているよ」という話であり、逆を返せばつい何か言いたくなるものなので、うっかりと言ってたらすいません!石を投げないでください!

芸能人のスキャンダル、病気、訃報

有名な人のニュースは何か言いたくなってしまいがちです。例えば、有名人が亡くなってしまったりすると、ついつい何か言いたくなりますよね。好きだった人なら尚更です。

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