あなたのその悩みや問題に「名前がついているかどうか?」を調べるのが一番解決に近づくのでは?説
こんにちは!
「もやっと社会にある何かに、名前をつけると、一気に解像度があがるよね」というのが最近の気になるテーマでして・・・。
たとえば、最近「17世紀くらいまで、人類は子供という概念がなかった」という話を聞いて、まじかよと思ったんですね。
7歳くらいまでは「幼児」みたいな感じらしいんですが、そっからは「小さな大人」みたいになってたらしいです。
で、この本を6000円以上支払って買ったんですが、文字も小さいし、分厚いし、難しいので、数ページで挫折しました。誰か読んで教えてください。
保育士の資格をお持ちの方とかは、ジャン=ジャック・ルソーの「エミール」とかはご存知だと思いますが、「子供が発達段階ごとに適した学習とか活動とかあるよね」とか、いろいろ今の教育につながる良いことをいったやつくらいからなのかな?
もう全然くわしくないので、ボロがでる前にやめておきますが、コテンラジオさんの教育の歴史とかを聞くとよく分かると思います。
この記事で何が言いたいかというと「誰かがきちんと言語化するまでは、結構ふわふわしたものってあるよね」というのを再認識したので、すげーなと思ったということです。
感情労働の例
たとえば、「感情労働」という言葉があります。アーリー・ラッセル・ホックシールドさんという方が提唱した概念で、「公的に観察可能な表情と身体的表現を作るために行う感情管理」みたいなやつらしいです。
めちゃくちゃざっくりと僕の理解でいうと「仕事として、表情とか声を使って、その場に適した感情を出すことがを求められる仕事」みたいな感じです。
たとえば、お葬式の運営会社の人が、ニコニコして「いやー、今日パチンコで勝ったんすよねwww」みたいな感じでやってたら、明らかに適切じゃないじゃないですか。仕事として、そこは悲しそうに、相手の気持ちを考え労っている感を出さないといけない。
客室乗務員さんや看護師さんなどもそういうものを求められますし、最近だとコールセンターとかもこのあたりを求められます。アマゾンとかアップルに連絡すると、おそらくマニュアルなんでしょうけど「それは大変でしたね」みたいにいってくれるんです。すごい気持ちに寄り添ってくれる。
と、こんな感じで「感情労働」という概念が一つできるだけで、「あ、こういう仕事もこうだよね」と分類できたり、「たしかに感情の演出が仕事で求められているな、僕らの感情は管理されており、商品になっているな」みたいな思考の展開もできるようになります。
社会学のこの本を読んでいたんですが、世の中の現象とかにたいして、いろいろな賢い人達が、概念を整理して、名前をつけたり定義づけることで、ぼんやりしてたのが、くっきり見えるようになってよかったです。
名前がついていないか調べてみよう
んで本題なんですが、、だいたいの悩みって「名前がついていることを確認できていないから、動きづらくなっている」というのがあるんじゃないかと思いまして。
よくいろいろな人の悩みを聞くんですが、だいたいのケース、「それの名前を知らない」「それの定義を知らない」というのが多くて、だから調べられていない、というケースがあるんです。
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