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[学生の本音に答えるシリーズ] 第2回「逆質問は〇〇を聞け」「建前ばかりの面接をやる意味って?」「話すのが苦手な人はどうすればいい?」

こんにちは!

今回は、ちょっとお試しに作っているコンテンツです。

就職活動や将来のキャリアに悩む現役大学生から寄せられた質問に僕が答えるというのをやってみました。こちらは、全4回のシリーズ記事の第2回となります。

第1回はこちら

リアルな質問に真面目に答えたほうがおもしろいかなーと思ってやったものです。では本編はこちらから。

逆質問の場で何を聞けば優秀だと思われる?

(質問) どの会社の説明会に行っても売りが「裁量権があります」「圧倒的成長ができます」で、うんざりしてしまっています。

今の就活生のニーズが、裁量権や成長機会にあるからじゃないですかね。

「裁量権はありません」と言われると、あまり行きたくないじゃないですか。それだけだと思います。

だから、「うちに勤めたら交通費を出します」くらいの感覚で言っているんじゃないですかね。普通に考えると、交通費は出して欲しいじゃないですか。それと同じで、裁量権とか、成長ができるとかは、今の就活生が求めているもなので、「ありますよ」といっているのかなと。

(質問) 説明会の逆質問の場で、どんな質問をすればいいかいつも迷います。だいたい、そのとき浮かんだ率直な疑問か、よくある当たり障りのない質問になってしまいます。

けんすうさんだったら、何を聞かれたら好印象を持ちますか?

自分の聞きたいことを素直に聞くというのはいいと思います。「質問ありますか?」といっている側としては、普通に聞きたいことを聞いてほしいので。

その上で、どういう質問をできると良いかで言うと、、個人的には「多くの就活生が聞きたいと思っていることを代表して質問する人」は優秀だなと思いますね。

それができるのって、自分のことだけでなく周りを見て、気遣いができる人だと思うんです。そういう人とは一緒に働きたいです。

このように、「自分がどういう役割を担えば全体にとって良い方向に働くのか?」を考えられる人は評価されるんじゃないかと思います。

一方で、自分の評価を上げようとして質問している人って、面接官からすると結構分かっちゃうし、利己的に見えてしまったりすることもありますね。自分本位な行動を、みんなの時間を使ってやっちゃっているので。

というので、「自分の聞きたいことを素直に聞く」か「みんなが聞きたそうなことを代表して聞く」がオススメです。

(質問) 新卒1年目などの若手社員の方が説明会に来てくださったとき、何を聞けばその機会を最大限に活用できるでしょうか?

けんすう:若い社員だったら、会社の中について詳しく知っているわけではなかったりするので、その人の本音をいかに引き出すか?を考えて質問すると面白いなと思います。

たとえば、「この会社で働いてみてぶっちゃけどうですか?」とか「もしもこの会社にはいけずに、他の会社にいけるとしたら、どこがいいですか?理由ととも教えて下さい」などと聞くと、本音に近いところを引き出せるかもしれません。

また、会社についての重要な情報を知りたければ、「最近、組織の大きな変化ってありましたか?」とか「経営陣は何に興味がありそうですか?」みたいな質問をすると、その場でしか聞けない情報が得られるかもしれません。

嘘や建前ばかりの面接って何の意味があるの?

(質問) 日本の面接の仕組みって、あまり良い方法だと思えないんですが、けんすうさんからはどう見えますか?

日本の面接の仕組みって学生側がめちゃくちゃ有利だし、仕組みが分かれば割と余裕でハックできるので、学生にとってはお得だなと思いますね。

ポテンシャル採用と言ったりしますが、日本の新卒採用は本人が何をやりたいかとかを考慮してくれるし、その時点では働く力を持っていない人も採ってもらえるので、かなり優しいです。

例えばアメリカとかだと、その時点で働ける能力があるかどうかで見たりするとか聞きます。となると、実家がお金持ちで、スタンフォードに入って学士を取り、専門的なスキルがある、みたいな人たちが圧倒的に有利になります。

僕は、どんな人でもチャンスがある社会のほうが良いと思っていまして・・・。日本社会は、変にアメリカ的に能力採用をしちゃうと格差が広がるので、ポテンシャル採用をして、ガッツリ会社で教育するぞ、という今の仕組みのほうが良いんじゃないかと考えている派です。

日本では大学受験でも一発逆転しやすいし、格差を乗り越えられる仕組みが比較的多い国だと思っているので、格差が起きづらい仕組みを維持したほうがいいなあ、と。

(質問) 面接について思うのですが、互いに良く見られようと嘘や建前の話ばかりをする就活生と企業のやり取りが、一体何を生むのでしょうか?

ごもっともな質問だとは思いますが、面接もある意味ではビジネスの交渉ですから、そういうものだと考えたら良いんじゃないですかね。

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